忙しい一日の中で、ス〇バやド〇ールに立ち寄って、おいしいコーヒーを飲みながら一息つく時間っていいですよね。プチ逃避＆リフレッシュの時間です。
しかし、アダルトチルドレンの人にとっては、この単純なリラックスが一筋縄ではいかないことがあります。特にケアテイカーやイネイブラータイプの人にこの傾向がみられるようです。

今日は、そんなアダルトチルドレンの心理的特徴を解説し、その対処方法も紹介したいと思います。

カフェでくつろげない理由

その理由はいくつかあります。
「過剰な責任感」からこんなことしてていいの？と不安になる。
「完璧主義」で気がかりなことが常に頭から離れない。
「自分に厳しく」もっと生産性のあることをしなくていいの？と自分の判断を疑う。
などなど…
これらはすべて、自分自身への信頼と安心感が不足していて、自己否定をしていることが原因となっています。

どうしたらくつろげるようになるの？

カフェでくつろげるようになることのメリットは、単純に「一人でス〇バに行けるようになる！」だけではありません。
どうしても緊張してしまう場面や、自分に対してネガティブな感情が浮かんでしまったときの対処法と同じです。
ここでは3つ紹介しますので、ぜひ実践してみてください。

その１．ポジティブ体験を積み重ねる
例えば、いきなり店内で長時間過ごせなくていいんです。最初はテイクアウトして近くの公園でコーヒーを飲んでみてもOK。次はテイクアウトの袋はもらっといて、1口だけ店内に座って味わってからお店を出るとか。
そんな小さな積み重ねが、自尊心を育て、人前でもリラックスできるようになります。

その２．ポジティブな活動をプラスする
コーヒーショップの席に着いたら、好きなアーティストの音楽を聴くなどその環境でポジティブな経験を積んでいきます。
すると緊張する空間に対して、肯定的な感情が芽生えてくるので、自然と居心地よく感じるようになります。

その３．ポジティブなセルフトーク
例えば、「ここでリラックスしても大丈夫」「自分の時間を楽しむことに価値がある」と自分自身に言い聞かせます。
緊張したり否定的な感情が浮かんで来たら、肯定的な自己対話をしてみましょう。

こんなちいさなポジティブを積み重ねていると、少しずつ自己否定が解消され、自己受容が深まっていきます。するとこれまで居心地の悪かった空間が、リラックスして自分らしさを発揮できる場所へと変化していくのです。

まとめ

アダルトチルドレンにとって、カフェで一息つくことはただのんびりする以上の意味を持ちます。
そしてそれは、自己否定をする心の声を静め、自分の価値を高めていくプロセスとなります。
このためには、自己否定の感情に気づき、それに対して克服しようと挑戦することが必要です。

一人で難しい時は、カウンセリングやセラピーを通じて、自己受容を学び、心の安らぎを得るための手助けを求めることも一つの方法です。