親孝行と親離れの両立ってできるの?

自己否定から解放され
あなたらしい幸せを実現する

心理カウンセラー 長野ともです。

 

 

 

私も50代になり、自分も含め親の介護に悩む友達も増えてきました。今日の題名は、まさに母親を介護している友人から相談を受けた時の言葉です。
彼女は、母親の病院に付き添い、薬の管理や食事の世話など介護に全力を注いている一方で、自分自身を犠牲にしているような気持ちに苦しんでいました。

今回は、親孝行と親離れを両立させる方法についてお話しします。

辞書で引くと「子が親をうやまい、親につくすこと。」とあります。
友人は、まさにこの通りに行動していました。ですから、親孝行はできていると言えます。

ところがある日、「どうして他の兄弟もいるのに私ばかりしなくちゃいけないの?」「また明日も仕事休んで会社に迷惑をかけてしまう。」などと思い、次第に自分ばかり生活にしわ寄せがきていると悩みはじめたのです。
母親への言葉かけも乱暴になることもあり、母親の悲しそうな表情を見るたび「こんな自分じゃダメだ」と自己否定するようになりました。

これでは、本当の意味での親孝行とは言えないですよね。

辞書には「成長して親の保護なしに自力で行動できるようになること」とあります。
もちろん友人は立派な成人ですから、この意味は達成できていると思います。しかし彼女の言っている親離れは少し意味が違うようです。

彼女は、「親から距離を置きたい」という気持ちを親離れと呼んでいたようです。
「親孝行したい」という気持ちは強いのに、親と距離を置きたい、自分の時間が欲しいと思ってしまう自分に罪悪感を感じ、ここでも自己否定していました。

彼女にとっての親離れは、親に対する愛情をもちつつ、自分自身も大切にすることでしたが、その両立ができない自分はダメだと悩んでいたのです。
このようなお悩みは、多くの人が抱えてしまうことがあるのではないでしょうか?
友人の付き合いと自分の趣味の時間、職場の残業と子どもとのスキンシップなど、どちらも大切だと思いながらも、その狭間で自己否定におちいることはないでしょうか。

彼女の親孝行と親離れを両立するためのカギは、親への愛情と自己否定の間に上手に折り合いをつけることにあります。これは私たちが、どちらも大切なものに挟まれ、自己否定に陥っているときの解決策としても役立ちます。

以下にその具体的ポイントを3つ紹介します。

その1.バランスをとる
まずは、介護の時間と自分自身の時間を客観的にみなおしてみてください。本当に介護はすべて一人で引き受けなければいけないのでしょうか?自分の時間をあまりにも犠牲にしていませんか?

悩みのループに入ってしまっていると、他の誰かを頼っていいこと・無理して引き受ける必要がなかったことなどが見えにくくなっていることがあります。一歩引いて見直すと、互いのバランスをとる方法が見えてくるものです。

その2.自己否定を手放す
自分の時間が欲しいと思う気持ちは、誰しもが望むことで当然のことです。人の心と体には限界があります。ですから、親との距離を取りたいと思う自分への罪悪感は必要ないのです。
あなたが介護していない間は、母親にとってはできることにチャレンジする時間でもあるのです。自分で自分の人生をコントロールできる喜びを促していると理解すると、自己否定する気持ちも和らぐのではないでしょうか。

その3.専門家のサポートを受ける
自己否定の思いが強いと、上2つのポイントを自分一人では実行できないことがあります。
それはおそらく、幼いころから自分の感情に蓋をしたり、無理にコントロールしてきたことによる心のクセと言えます。

そのクセは、アダルトチルドレンや愛着障害の方に多く見られる特徴です。
自己否定の根本的原因からほぐしていく必要があるので、ぜひカウンセラーなど専門家にサポートを受けてほしいと思います。

友人には、一人で抱え込まずに地域の社会サービスに頼ってみてはとアドバイスしたところ、すぐに介護申請でき、公的サービスを受けることができ、自分の時間も確保できるようになりました。

親離れとは「成長して親の保護なしに自力で行動できるようになること」、つまり自立して自分のことも大切にして行動できることだと言えます。

皆さんにも自己否定の気持ちを手放し、相手と同じように自分自身のことも大切にしていただければと思います。

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