人からの評価が怖くなくなる3つの方法

自己否定から解放され
あなたらしい幸せを実現する

心理カウンセラー 長野ともです。

 

 

 

先日、看護師をされているクライアントさんから「周りからどんな評価をされているのか怖くて、仕事に行きたくないんです。」と相談を受けました。

対人関係で相談に来られるクライアントさんには、人からの評価が怖い!と悩む人が意外と多いのです。
そして、たいていは「こんなこと思うの私ぐらいでしょ?」と聞いてこられます。
だって人からの評価が気になっている方々ですから、当然気になりますよね。

同じ悩みを抱えている方はたくさんいます。
でも、その悩みを周りの人には言えないので、自分一人が悩んでいるように感じるのでしょう。

今日は「人からの評価が怖くなくなる方法3つ」についてお話ししていきます。

その1:みんなに認められようとしない

ズバリ、みんなから好かれるのは無理です!
でも、人からの評価が気になる人は、全員に良い評価をもらいたいと考えがちです。

他の人は、自分が思っているほど自分のことに興味はないことがほとんどです。
その時にもし✖の評価を受けたとしても、場所や状況が変われば〇になることもあります。
それに、相手はそんな評価をしたことを覚えていないことも多々あります。
そこまで気にしているのは自分だけということです。

逆の立場で考えてみましょう、あなたにとって、同じことを言われても腹の立つ人と立たない人がいるのではないでしょうか?
その人との関係性や、その場の状況などによって、あなた自身が他人にする評価も変わってくるはずです。

このように人の評価の基準は、とてもあいまいなものなのです。
だからなおさら、いつもみんなに良い評価をもらうということ自体、不可能なことだということが納得ですよね。

みんなに評価されなくても、自分のことをわかってくれて、きちんと評価してくれる人は必ずいます。
互いを大切に思いあえる人とは、互いに認め合い、正しい評価をしあえるはずです。

その2:人の評価と自分を切り離す

とはいえ、人から理不尽な評価を受けて、気にしてしまうこともあります。
そんな時は、人からの評価と自分自身は別物だと切り離して考えましょう。

相手から受けた評価によって、あなたの本質は上がったり下がったりするでしょうか?
絶対にそんなことはありません。

あなたが相手の前で見せた知識や技術など評価の対象になったものと、あなたの本質は全くの別物です。
相手の評価に一喜一憂することなく、指摘された内容のみを受け取ればいいのです。

例えば、新人看護師がシーツ交換の手際の悪さを注意されたとします。
「遅い!もっと早くできないの!」と言われたけれど、それはシーツ交換という仕事が相手が思うペースより遅いと指摘しているだけで、新人看護師さんの人格などを否定しているわけではありません。
次からはもっと手早くできるよう、練習するなど工夫をすればいいだけです。

人の評価が怖い人は、相手からのネガティブな評価は自分の本質を否定していると勘違いしていることが多いのです。
自分自身でこの誤解を解くことができれば、ずいぶん受け止めが楽になるでしょう。

その3:コントロールできるものとできないものに分ける

世の中には、自分でコントロールできるものとできないものがあります。
そんなのわかってると言われそうですが、意外と人はコントロールできないものに対して悩んでいるものです。

人からの評価も自分ではコントロールできないものの一つです。
それに対して怖がったり、必要以上に気にしすぎるのはストレスを抱えるだけと言えます。

ではどうすればいいのか。
コントロールできるものを変えていきましょう。
ここでいうコントロールできるものは、「自分の意識」です。
自分がどう思うかは、完全に自分でコントロールできます。

人からの評価が気になるとき、自分はどう思うのか、どう感じるのかを意識してみましょう。
自分の意識に重きを置いていくと、自然と人がどう思うかに対する意識は薄らいでいきます。

先ほどの新人看護師で言えば、次にシーツ交換するときも、また注意を受けるのではないかと気になってしまうでしょう。
そのままでは、気持ちも体も委縮してしまい、同じ失敗をしてしまうかもしれません。
そこで、自分でコントロールできる自分の意識に集中してみるのです。
例えば「私は手際よくシーツ交換するために、練習してきたよね」「患者さんが気持ちよく過ごすために、シーツ交換頑張ろう!」と自分の気持ちや意識に集中してみる。
すると周りが自分のことをどう見ているかなんて、気にしている暇はなくなるかもしれません。

まとめ

ここまで人からの評価が怖くなくなる方法を書いてきましたが、他人の評価を気にすることは、決してデメリットばかりではありません。
相手がどう考えているのか全く気にならない人よりも、相手の気持ちやニーズをくみ取ることが得意とも言えます。

人からの評価が気になるときは、相手がどう思うのか、そして自分はどう思っているのかを考え、そのどちらをどの程度大事にするのかバランスをとることが重要になります。

人の評価を気にすることは、あなたの心のクセとも言えます。
クセはなかなか変えにくいですが、少しずつ自分の心地よいバランスに近づけていきましょう。

自分一人では難しい、人からの評価が気になりすぎてつらいと感じているのなら、ぜひお試しカウンセリングでご相談ください。

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