【アダルトチルドレン】心を強く持ちたいときは「○○強く」なっちゃダメ!

自己否定から解放され
あなたらしい幸せを実現する

心理カウンセラー 長野ともです。

 

 

 

不安で心が動揺しているとき、あるいは2つの間で判断に迷っているとき、相手に「しっかりして!心を強く持つんだよ!」と励まされたことはないですか?

そんな時、「そっか、こんな時は心を強く持つべきなんだ!」と相手の意見に従おうと、頑張って無理して気丈にふるまい疲れ果ててしまった。なんて経験はないでしょうか。

なぜ心を強く持とうとしたのに、疲れて逆に心が弱ってしまったのでしょう…。
それは真の心の強さではなく「我慢強く」なっていたから。

今日は、心の強さと我慢強さの違いをお話ししつつ、真の心の強さを手に入れる方法をお話ししたいと思います。

心を強くすることと、我慢強いことが違うことは、なんとなくわかると思います。
ところが、アダルトチルドレンの人は、自分に厳しく自己否定する方が多いため、心を強くしようとして、気づかないうちに「我慢」をしてしまう方も多くおられます。

例えばAさんは、会社内でのプレゼンを控え、強い不安と緊張を抱えていました。
そんな様子を見ていた上司から「心を強く持て!大丈夫だ、君ならできるよ」と励まされました。

この言葉を聞いてAさんは、少し気持ちが軽くなったと感じて「不安が強いのは心が弱い証拠だ」と自分を否定し、その不安や緊張を誰にも相談せずにプレゼン当日を迎えました。

表面上は冷静を装い、心を強く持とうと努めましたが、プレゼンテーション中に緊張から声が震え、手に汗が滲みました。
その後に感じたのは達成感ではなく、完璧にプレゼンできなかった挫折感と極度の疲労感でした。

これではますます自己否定する気持ちが強くなり、心は強くなるどころか弱くなってしまい、悪循環に陥ってしまいます。

ではAさんは、どうすれば真の心強さを手に入れることができたのでしょうか?
以下にその方法を紹介します。

まず前提として、強い不安と緊張を抱えている自分の感情に蓋をしないことです。
今感じている感情を優しく受け入れ、しっかりと味わってください。
さらに信頼できる人に自分の感情を言葉にするのも良いでしょう。
気持ちが整理され、安らぎを感じることができます。

そして最も大事な方法が、上司の心との間に適切な境界線を設けることです。
具体的には
①反射的に対応しない:上司からの言葉だからと言って、反射的に反応しない。すぐに「上司が言うように、心が弱い自分はダメだ」とは思わず、一呼吸おいて「上司はああ言ってはいるが…」と落ち着いて対応する。
②上司の気持ちを過剰に背負わない:「上司は私に期待しているのではないか」、「私の失敗は上司の失敗になってしまうのでは」など、上司の気持ちを過剰に推測しない。背負ってしまっている感情に気づき、事実ではなく推測だということをしっかり認識する。
③自分の気持ちを伝える:例えば「プレッシャーが強くて不安を感じています。あなたのサポートがあると嬉しいです。」など自分を主語にしたI(アイ)メッセージで上司に今の気持ちを伝えます。

これらを実践することで、自分自身を大切にしながら心の健康を保つことができるので、真の心の強さを手に入れることができるのです。

今日は、心を強くしようと我慢強くなってしまった場合の弊害、そして真の心強さを手に入れるための方法についてお話してきました。

一番大事な方法として、相手の心との間に適切な境界線を設けることを挙げましたが、これについては過去のブログ「人の機嫌に振り回される人の3つの特徴と克服する方法」などでも触れています。
ぜひ参考にしてみてください。

もし自分を取り巻く現状に悩みをお持ちでしたら、
ぜひ私と一緒に悩みの本質を明らかにしてみませんか?

現在お得なキャンペーン中です。
お試しカウンセリング通常60分10000円のところ

毎月5名様限定「1000円」にさせていただいてます。

あなたが生きるべき幸せの設計図を一緒に描いていきましょう。

毎月キャンペーン枠はすぐに埋まってしまいます。
お急ぎお申し込みください。

ご予約はこちら