あなたは、悩みを打ち明けた相手から「そんなの気の持ちようだよ」「気持ちの持ちようで何とかなるから」なんて言われてイラっとしたり、モヤっとしたりしたことはありませんか？

そんなので解決できれば、とっくに解決してるし、できないから困ってんだよ！なんて腹が立ったりして…。

今日はアダルトチルドレン気質の方が、どうしてこの言葉にイラっとしたりモヤっとしたりするのか、そしてその解決法についてお話ししていきたいと思います。

なぜこの言葉がイラっとさせるのか？

それにはまずアダルトチルドレンの特徴に触れる必要があります。

そもそもアダルトチルドレン気質の方は「自己否定」という悪循環に陥っています。
こんなことで悩んでる自分のことをダメだと感じてしまうし、自分のことが嫌いな方が多い。

そんなあなたが「そんな悩みなんて気の持ちようだよ」と言われてしまうと、複数のイライラ要素が芋づる式に心に湧き上がってくるのです。
①もともとこんな自分が嫌いでイライラ
②気の持ちようで解決するほどの小さな悩みをもっていることを指摘され、無力な自分にイライラ
③相手に自分の悩みを軽視されてしまった気がしてイライラ
④そんな自分のことを軽視する人（実際はそうではない）に相談した自分にイライラ
⑤結局悩みは解決しないことにイライラ

中でも、②→③→④の流れは自己否定の悪循環が加速していくので、アダルトチルドレンならではのイライラと言えます。

イラっとする根本的な理由

そして、「気の持ちよう」と言われたことによるイライラにはさらに奥深い理由があります。
それはあなたが「根底にある真の原因」を無視されたように感じるから。

今回のイライラには、あなたの過去や大きな課題が関連しています。
それを全く無視されたと感じることで、イライラするし、時には孤独感すら感じてしまうのです。
でも、これは意識的に（顕在意識で）感じる感情ではなく、根底にある原因とつながっていることで無意識に（潜在意識から）湧き上がるイライラと言えます。

イライラの本当の解決法

では、どうすればイライラしなくなるのか。
3つのステップを紹介します

ステップ１：まずは、自分の気持ちに気づく
自分がイライラしていることを否定したり、その感情に蓋をすることなく、客観視してそのまま受け入れましょう。
「イライラしちゃうよね」とその感情に伝えながら、イライラを一旦味わう感覚です。
どんな感情でも感じ切ると、不思議と落ち着いてくるものなのです。

ステップ２：自分の気持ちを相手に素直に伝える
可能であれば直接、それが無理ならイメージの中でもいいので、自分の気持ちを相手に伝えてみましょう。
その時にコツがあります。伝えるときの主語を私にすることです。
「私はそういわれると、自分の悩みを軽く思われてるのでは？と感じてしまいます。」
「私の悩みは深くて、気の持ちようでは解決できないと感じているんです。」
「私を心配して言ってくれてるのはわかります。でも私が欲しいのは一緒に考えてくれる友達なんです。」などなど

実際に伝えることができると、自分の気持ちもおさまるし、相手との相互理解が深まります。
もし言えなくても、イメージの中で伝えることで、潜在意識は現実とイメージの区別はつかないので、スーッと怒りが収まるのを感じるはずです。

ステップ３：専門家に相談
上の二つは、あくまでも応急処置としての解決法です。
真の解決法は、アダルトチルドレンの特徴である自己否定を克服することから始まります。

専門家であるカウンセラーは、あなたに合わせた解決方法を提案します。
それにより普段のイライラする時間や回数を減らし、心穏やかに過ごすことが増えることで、幸せを感じられる人生に導いていくのです。

その具体的方法については、別のブログで触れたいと思います。

まとめ

今回は、「気の持ちようで解決する」という言葉にイラっとする理由について考え、その解決策として自己理解・気持ちの表出・専門家に相談の3ステップがあることをお伝えしました。

あなたが普段お持ちの悩みは、決して軽視されるべきものではありません。
一歩ずつ、自分に合った方法で自分のペースで進んでいけば、必ず道は開けますし、悩みも解決できます。